詩架2021-01-14T23:19:05+09:00感覚派文藝創作集団『詩架』は現在 水無瀬/容 の二人で活動中☆JUGEMあまぶん、ありがとうございましたhttp://xsiicax.jugem.jp/?eid=262016-07-21T20:25:49+09:002016-07-21T11:51:59Z2016-07-21T11:25:49Z7/18に開催された尼崎文学だらけ、略称あまぶん、に『Beyond the Cloudy Glass 』を委託させていただきました。ほぼ広報できていなかったにもかかわらずお買い上げがあったようで、とても嬉しくありがたく……。手に取ってくださった皆さま、ありがとうございました。当日は...詩架イベント7/18に開催された尼崎文学だらけ、略称あまぶん、に
『Beyond the Cloudy Glass 』を委託させていただきました。
ほぼ広報できていなかったにもかかわらずお買い上げがあったようで、とても嬉しくありがたく……。
手に取ってくださった皆さま、ありがとうございました。
当日は容が少しだけ遊びに行きました。
尼崎って梅田からすぐなんですね!
駅からも近いし、道もわかりやすいし、
方向音痴の容でも鼻歌交じりに到着。
会場になっていた二つの会議室いずれも、入ってすぐ壁際に見本誌があるので、進路に迷うことなく初動作戦が立てられます。
そして見やすい。とにかく見やすい。
委託販売コーナーも、各書籍の表紙がよく見えるようディスプレイされていて、本に対する敬意と愛情を感じました……うれしかった……。
だらけブースは企画盛りだくさんで楽しかったです、曲水すさんで我ながら苦笑ものの規格外俳句をつくったり、真魚さんのブースにて「絵が描けないなら切り絵を作ればいいじゃない」宣言に目から鱗が雪崩れ落ちたり、でも切り絵でもやっぱりセンスがなかったので、容はマリーアントワネットではなくて庶民でした。
出入り自由な雰囲気のなか、楽しく満喫して、体調が落ちる前に離脱。
短い滞在でしたが、密度と鮮度がピカイチでした。
本も色々買ってきました。
いつも時差で読み終えては、「い、いまさら……かな……」などと感想述べるのをためらうのですが、今回は時差を恐れずやってゆきたい。
主宰のにゃんしーさま、
詩架を委託にご推薦くださった高梨來さま、
当日会場でお話してくださった皆さま、
ありがとうございました!
次回のあまぶんも楽しみにしています。
]]>Beyond the Cloudy Glass 番外http://xsiicax.jugem.jp/?eid=252016-07-17T00:43:18+09:002016-07-16T15:55:55Z2016-07-16T15:43:18Z痛いというよりもうるさかった。「はい美雨さん、おしまい」にっこり笑うまゆりちゃんは右手にピストル、ならぬピアッサーを握っている。ほんの数秒前勢いよく私の耳を撃ち抜いたやつだ。正面で屈む彼女のふっくらした唇と谷間に視線が吸い寄せ、られるや否や、ばしん、と...詩架既刊・新刊一覧「はい美雨さん、おしまい」
にっこり笑うまゆりちゃんは右手にピストル、ならぬピアッサーを握っている。ほんの数秒前勢いよく私の耳を撃ち抜いたやつだ。正面で屈む彼女のふっくらした唇と谷間に視線が吸い寄せ、られるや否や、ばしん、と音が鳴って耳が熱くなり、素早く反対にも穴が空いた。
この人に頼んで正解だった。思い切りの良さが日本一だ。
「あ、ありがとう……」
ぽそぽそ呟くのには反応せず、まゆりちゃんは注意事項を並べていく。朝晩これで消毒してくださいね、髪に引っ掛けないように、あとたまにピアス回してください、耳とくっついちゃうことがあるんで。
「ええっくっつくの!」
大声を出すと嬉しそうな顔をされた。
「そう、穴とね、ピアスがくっついちゃうんですよ。回りにくくなるの」
「なにそれ」
開けるんじゃなかった、今からでも取ろうか、いや今外したら血が出てきたりするのだろうか。
いやでも。
「……ねえ、まゆりちゃん楽しんでるよね?からかってるよね私のこと」
「あっ気づいた」
長い睫毛を瞬かせ、美雨さん学習能力高いですよね、なんておざなりに褒める。さすがに誤魔化されない。
「でも回したほうがいいのは本当です。はじめは、身体は怪我してるのかと思って穴を塞ぎにかかるから、粘液がピアスについちゃって、固まりやすいんですって」
まゆりちゃんが立ち上がりながら言う。いつの間にかピアッサーの残骸を集めて袋にまとめてくれている。
「はー……怪我……。なんとなく大それたことをした気がする」
「いいじゃないですか、大それたこと。私好きですよ」
また出るにっこりまゆりスマイル。大それた新妻は豪快に、ピアスヴァージン卒業おめでとうございます、と祝ってくれた。
**
7/18 尼崎文学だらけにて
既刊『Beyond the Cloudy Glass』を
委託販売いたします。
ひとり一冊だけの、貴重な他者推薦を
高梨來さま にお寄せいただき、
参加できることになりました。
來さまに足を向けて寝られませんが
お住まいを存じ上げないので
三角座りで寝るしかない。
と、いうわけで
本編+おまけ掌編は委託販売にて、
上でらちょろっとお見せしたのは
その後日談の一部。
このまま書ければ続編になるかと
思います。
本編を読まれてない方にも
雰囲気だけ味見していただければと!
美雨もまゆりも、なかなか可愛い
女子たちです。
]]>2015秋 感想つれづれhttp://xsiicax.jugem.jp/?eid=242015-09-28T00:43:53+09:002015-09-27T15:41:14Z2015-09-27T15:43:53Zというわけで文フリで求めた本たちの感想をぽろぽろ呟いて、スイッチが切れっぱなしでバッテリーがあがっている?!という事態がないようにしていきたい次第。また来週。水無瀬詩架イベントまた来週。
水無瀬]]>花と魚http://xsiicax.jugem.jp/?eid=232015-09-28T00:05:32+09:002015-09-27T15:28:01Z2015-09-27T15:05:32Z花と魚『おかえりにかえる』いと花(Twitterで書名と間違えて著者名を挙げてしまった、しまった)Webカタログで見つけて即「気になる!」をして、当日容と交互に買いものに出て、示し合わせることなくジャケ買いしたのが私は『おかえりにかえる』であり容が『びょうびょう...詩架イベント
花と魚『おかえりにかえる』いと花
(Twitterで書名と間違えて著者名を挙げてしまった、しまった)
Webカタログで見つけて即「気になる!」をして、
当日容と交互に買いものに出て、
示し合わせることなくジャケ買いしたのが
私は『おかえりにかえる』であり
容が『びょうびょうたる季節』であった辺りが詩架の詩架らしいところ。
お互い読み終わったら貸し借りし合うのだ。
天気のいい昼近くの午前中の日差しのなかうたた寝するような心地を味わえる本であり、
柔らかそうに見えて刺さるとしつこく微かに痛む、そして目に見えなくて抜けない、サボテンの棘みたいな物語でもありました。
いつでもいつだって振り回されることに柔軟でありきれない、己の余白の狭さへの苛立ちや、
ひらいた、と実感し合えたときの交歓、その直向きな信頼、などを
押しつけられたり説明されたりすることなく思い起こさせてくれる小説。
よいご本でした。
水無瀬]]>第三回・大阪文学フリマに参加しましたhttp://xsiicax.jugem.jp/?eid=222015-09-23T19:23:00+09:002015-09-23T10:24:29Z2015-09-23T10:23:00Z
第三回・大阪文学フリマに参加された皆様、お疲れ様でした。
大阪文フリ、今年も熱気に満ちた、力強いイベントでしたね!
学校帰りに立ち寄ったらしい制服の方や、ふらっと入ってきた様子の
ご夫婦、家族連れの方がおられたのが印象的でした。
参加者の層が固定し...詩架イベント
第三回・大阪文学フリマに参加された皆様、お疲れ様でした。
大阪文フリ、今年も熱気に満ちた、力強いイベントでしたね!
学校帰りに立ち寄ったらしい制服の方や、ふらっと入ってきた様子の
ご夫婦、家族連れの方がおられたのが印象的でした。
参加者の層が固定していないということは大きな魅力だと思います。
詩架の購入した本も、初めての作家さんのものが多く、
読むのを楽しみにしています。
産休明けの参加で、入稿が5日前になったり、
前日に釣銭の準備を思い出したり、なかなか調子を取り戻せない
部分もありましたが、終わってみると、懐かしく、また新しい出会いに
心躍る一日でした。
遊びに来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
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恒例売上報告。
Beyond the Cloudy Glass 11冊
無垢 3冊
Kitchens' 2冊
尖晶 5冊
翼果集 3冊
計24冊。
前回からは少し向上したものの(前回は身内の買い上げも多かったので……)、
新刊のCloudy Glassが11冊、準新刊の無垢が3冊というのは、少々寂しい結果でした。
今回は広報をほとんどできなかったこと、展示に労力を割けなかったことなど
目に見える反省点もありますので、次回に向け改善していきたいと思います。
]]>第十九回文学フリマに遠隔参加http://xsiicax.jugem.jp/?eid=212014-11-23T20:37:58+09:002014-11-23T11:37:58Z2014-11-23T11:37:58Z第十九回文学フリマに、詩架は出店しておりませんが、
西瓜鯨油社さんの
『逃避癖のための句誌</haiku id="02">羇旅』(60頁200円)
に参加しました。
水無瀬、容が個々に作ると、それなりに嗜好と志向が反映された
色合い違うものができ...詩架イベント第十九回文学フリマに、詩架は出店しておりませんが、
西瓜鯨油社さんの
『逃避癖のための句誌</haiku id="02">羇旅』(60頁200円)
に参加しました。
水無瀬、容が個々に作ると、それなりに嗜好と志向が反映された
色合い違うものができるのですが、せっかくなのでユニットとして十句。
牟礼鯨さんの素敵な紹介文を引くなら
「生ける二句一章として不即不離に文章表現の可能性を拡張する10句。」
今号の副題は「羇旅」、「旅/瞬間」がテーマです。
ふだんは散文を書いている22組(詩架は二人で一組)が
どんな俳句を作るのか は勿論として
巻末に収録された各自の「墓碑銘」も楽しみのひとつ。
旅立つ22組の俳句と墓碑、硬貨2枚で、お連れください。
詳細はこちら。http://suikageiju.exblog.jp/
**
初めての句作にあたって参考になった読み物。
http://www.amazon.co.jp/dp/4044094055/ref=cm_sw_r_tw_dp_NsCCub0C7320Y
秋山真琴さんの紹介記事を読めば俄然興味が湧きます。
http://d.hatena.ne.jp/sinden/20140601/1401557678
秋山さんも句誌に参加されています。楽しみですね。
作ったり読んだりしての印象ですが、俳句は
「無心の写真」として読み手の心象を投影されるもの と
「比喩の核心」として読み手の心象に迫るもの
大別して二種類があるのでは。
言葉を装飾して悦に入っているだけでは
三秒で記憶から消去されるのが小説なら
俳句はそもそも記憶に残らない。
作法と作為の攻防がスリリングな創作ですね。
]]>第二回・大阪文学フリマに参加しましたhttp://xsiicax.jugem.jp/?eid=202014-09-15T23:26:17+09:002014-09-15T14:26:17Z2014-09-15T14:26:17Z恒例の売上報告から始めたいところですが、
手元にデータがなく相方が寝んでしまったので、
ええと、準新刊と新刊まとめてざっくり20冊ほどでした。
純文学のエリアから離れた位置取りだったためか
当日売上がかなり低かったですが、
通販のお問い合わせを数件戴...詩架イベント
手元にデータがなく相方が寝んでしまったので、
ええと、準新刊と新刊まとめてざっくり20冊ほどでした。
純文学のエリアから離れた位置取りだったためか
当日売上がかなり低かったですが、
通販のお問い合わせを数件戴いております。
新刊『無垢』が一人でも多くの方に届くことを嬉しく思います。
「売る」という行為から、図らずも距離をとって参加することに
なった今回でしたが、いつもとは違うエリアに身を置いてみると
文学フリマ出展者の幅広さに気づかされました。
そしてお目当てであっただろう周囲とは色合いの違う詩架ブースでも
足を止めて、本を手にとってくださるお客様がた。
書籍がまだ愛されている存在であることを体感できる、幸福なイベントでした。
この恩返しは、感想で。
前日に文学について談話する機会あり、自らの書くものを何と呼びたいかと
訊ねられたとき、私の口を衝いたのは「物語」でした。
そうではなく「文学」と、「文藝」と、あるいは「作物」と
呼びたい人もいるでしょう。それらがすべて平面に並びあって、
書き手同士が行き来することで、おそらくまた新しい呼称のものが
生まれていく、豊かな場所に大阪文学フリマが育ちますように。
事務局の皆さま、参加者の皆さま、お疲れさまでした。
またお会いできる日を楽しみに。
]]>第18回文学フリマ@東京http://xsiicax.jugem.jp/?eid=192014-05-11T22:55:00+09:002014-05-11T14:48:23Z2014-05-11T13:55:00Zまずは売上報告です。
『Kitchens'』 9冊
『翼果集』 6冊
『尖晶』 4冊
『春暁』 2冊
計21冊
--------------------------------------------------------
やー、 苦戦しましたね!!
この記事↓...詩架イベント
『Kitchens'』 9冊
『翼果集』 6冊
『尖晶』 4冊
『春暁』 2冊
計21冊
--------------------------------------------------------
やー、 苦戦しましたね!!
この記事↓
http://xsiicax.jugem.jp/?eid=14
でも述べているように、詩架は売上を重視するサークルなのですが、
今回は正直なところ売れていない。
本は手にとって読んでいただいてなんぼなので、
売れないということは、つまり読んでいただけず、
参加者の皆さまとのご縁も限られるということであり。
いくつか心当たりはあるので、それは次回以降に生かします。
**
容は昨年の大阪文フリ以来の2回目参加でしたが、東京と大阪は雰囲気が違いますね。
それぞれ1回ずつしか出ていないので誤解もあると思われますが、
大阪は、来場者も馴れておらず、単純に眼に留まったブースで立ち止まる印象。
対して東京は、まずお目当てをめぐって、残り時間で初見サークルを見る印象。
東京のほうがスペースが広めなのもあると思いますし、歴史が長い分、
来場者も出展者を把握しているということなのでしょう。
誰が面白いものを書くか、または、誰が面白そうな変化を遂げているか。
回数を重ねれば知己も増え糸口も増えるでしょうが、気を抜けば停滞と紙一重の円熟、
毎回売れる部数が同じ……という状況に陥りかねない、厳しい場所だなと感じました。
売れなかったので(……)、むしろのびのびと他のブースを巡回できて
大阪ではお見かけしなかった面白そうな書き手も発見し、読むのを楽しみにしています。
文学フリマって物書きの全国大会みたいな感じですねえ。
「探していなかった本」にこそ出会える、あるいは出会っていただける機会として、
今後も活用していけたらと思います。
今回は、
水無瀬がマリア様中
(※お子が宿っている様子。詩架は純朴なので心当たりなどありません!)
容が恒久的クララ中
(※歩行に困難がある様子。ライヴでのみ奇跡により回復します)
だったため、電車の混雑を恐れて早め撤退してしまったのが心残りでした。
次回は9月、大阪文フリに参加予定です。
水無瀬、容とも不安要素はありますが、万難を排したいところ。
秋こそ「うすぐらいえろほん」こと『無垢』を出します。
二度目の延期は、ありません。
運営の皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました。]]>空音「帰宅後のテーブル」http://xsiicax.jugem.jp/?eid=182014-05-04T12:28:00+09:002014-05-04T03:29:27Z2014-05-04T03:28:00Z
うちに帰るとテーブルの上に
メモ書きがひとつ
うちに帰るとテーブルの上に
ワインが ひとつ
て
そんなことないか
**
空音嬢のつやのある低音
部屋をつつみこむピアノ
帰宅後のテーブルで、ぜひ。詩架各冊子ご紹介
うちに帰るとテーブルの上に
メモ書きがひとつ
うちに帰るとテーブルの上に
ワインが ひとつ
て
そんなことないか
**
空音嬢のつやのある低音
部屋をつつみこむピアノ
帰宅後のテーブルで、ぜひ。]]>2014春文学フリマ@東京http://xsiicax.jugem.jp/?eid=172014-05-04T12:19:00+09:002014-05-04T03:19:51Z2014-05-04T03:19:00Z
たいへん……お久しぶりでございます……
文学フリマ本番を明日に控えて駆け込み更新、新刊のご案内です。
2014春の新刊は『Kitchens'』。
女が外で働き飲み食いすることが一般的になった現代でも、
台所は女の檻にも城にも神殿にも...詩架
たいへん……お久しぶりでございます……
文学フリマ本番を明日に控えて駆け込み更新、新刊のご案内です。
2014春の新刊は『Kitchens'』。
女が外で働き飲み食いすることが一般的になった現代でも、
台所は女の檻にも城にも神殿にもなり得る、と思います。
調理をしないとしても、冷蔵庫から水を取り出し、コンロで湯を沸かし、
食卓に腰掛けて箸を取る。
日々繰り返すそれらの動作を、あなたはどう位置づけますか。
生活を考え始める世代の女子5名をゲストに迎え、水無瀬・容あわせての
7名の女子が、台所を描きます。
本作のゲスト様、どの方も(本人が)素敵だし、(作品も)素敵なのですが、
ひとり歌い手からの寄稿がありまして。
空音嬢 @sorane_sakana の作詞曲「帰宅後のテーブル」の歌詞が『Kitchens'』に収録、
さらに音源をお預かりしましたので、ブースにて試聴販売いたします。
ジャケットと歌詞を次の記事でちら見せ!
詩架ブースはA12、Eホールの1階です。
みなさまのお越しをお待ちしております!
]]>『春暁』ご紹介http://xsiicax.jugem.jp/?eid=152013-04-21T01:33:00+09:002013-05-01T12:52:31Z2013-04-20T16:33:00Z『春暁』 A5コピー、48ページ、300円。企画本/三題話/現代・恋愛・随想・妄想・幻想なんでも/短編10本+豪華イラスト・Which Colour Do You Like? ―水無瀬・ラムネ ―紫・カゴのなかのコイゴコロ −石田麦・赦し ― 山下慶一・エターナル・バブル −...詩架各冊子ご紹介『春暁』 A5コピー、48ページ、300円。
企画本/三題話/現代・恋愛・随想・妄想・幻想なんでも/短編10本+豪華イラスト
・Which Colour Do You Like? ―水無瀬
・ラムネ ―紫
・カゴのなかのコイゴコロ −石田麦
・赦し ― 山下慶一
・エターナル・バブル −姫神雛稀
・渦中である ―天根和幸
・眠れない −深瀬 終
・夜明けの手紙 ― 正井
・Whichever Colour You Choose ―容
-------------------------------------------------------------
2013春文学フリマin大阪新刊です。
表紙はこちら。泉井啓様が描いてくださいました。
「表紙描いてください!」と無邪気にお願いしたら、激烈美少女が何人もでてきて、
選びきれなくて中表紙にも、奥付にも、かわいい女の子がいます。
もうなんといっていいのか……ありがとうございます……。
なんて華やかなの。
いつもなら各作品の冒頭抜粋をしますが、ゲスト様多数かつ別サークルからの
参加者もいらっしゃいますので、今回は詩架の浮かれまくった後書きを全文抜粋して
ご紹介に代えさせていただきます。
『春暁』を手にとってくださって有難うございます。愉しんでいただけましたでしょうか。
本書は、「泡」「籠」「暁」の三題を含む作品、ジャンルは問わない、という企画で
製作しました。
詩架はふたりぽっちなのにゲスト様九名、書名ページ数ありきの三題噺などという
無茶振りを快諾くださった友人がこんなに居るなんて、私たち人脈石油王じゃなかろうか。
詩架は皆さまのご好意で継続しています! とりわけ表紙に始まる多数のイラストを描いて
くださった泉井啓様に最敬礼。まさに春の息吹を感じる、華やかで凛とした女の子たちに
うっとりです。なんとノベルティ栞まで戴き……言葉もない……(十五名様限定配布です)。
水無瀬と容の短篇は対になるよう作ってあります。企画側ですので折句もどきを
仕込んでみました。ヒントは本書タイトル、英語、一文字ずつ、です。分かった方は
Twitterかブログで是非お声がけを。回答もブログに掲載しますね。
最後に、ゲスト各位に改めてお礼を。皆さま本当に素敵な作品たちをありがとう。
企画編集している、その時間が既に春でした。読んでくださったあなたにも、心地よい
春のひとときをお届けできたことを願って。
さて、この後書きなどで言及している「折句もどき」の種明かしを。
続きは畳みます。
]]>詩架☆70冊以上のお買い上げ有難うございます☆第16回文学フリマin大阪http://xsiicax.jugem.jp/?eid=142013-04-16T23:16:00+09:002013-04-17T01:32:55Z2013-04-16T14:16:00Z 行って参りました。まずは売上報告から。■新刊『翼果集』16冊『尖晶』22冊『春暁』25冊言葉と物語をテーマにした詩架新作、『尖晶』および豪華ゲスト様をお迎えした企画新作、『春暁』とも発行部数50部の半分が売れたことになります。(身内献本除く)■既刊『埒外...詩架イベント行って参りました。
まずは売上報告から。
■新刊
『翼果集』16冊
『尖晶』22冊
『春暁』25冊
言葉と物語をテーマにした詩架新作、『尖晶』および
豪華ゲスト様をお迎えした企画新作、『春暁』とも
発行部数50部の半分が売れたことになります。(身内献本除く)
■既刊
『埒外』5冊、
『未題』2冊、
『Live Flowers』2冊、
50部刷った『未題』は遂に残すところ一冊。
先に完売した双子『不在』に、やっと追いつきそうです。
■総計:72冊
たくさんのお運びとお買い上げ、本当にありがとうございました!
----------------------------
容は文学フリマの会場に初めて行ったのですが、
オリジナルの一次創作が飛ぶように売れる現場を目撃し、感動しきりでした。
店頭読破の勢いで真剣に冊子を吟味し、コンセプトやサークルポリシーについて
尋ねてゆかれるお客様も多く、恥かしがる隙もないほどの心地よい緊張感を
愉しんでいるうちに、あっという間の五時間が過ぎました。
詩架と懇意にしていただいていた方にご挨拶できましたし
かねてより拝読してみたいと思っていた方のブースにも伺えましたし
まったく知見のなかったジャンルの創作にも触れることができ。
書物の終焉を見ずに天寿を全うできるのではないかと、ひそかに希望を持ち直しました。
(書物絶滅種論を不本意ながら提唱していた容だったのですが)
(対して水無瀬は絶対に認めない、書物はほろびないと主張)
ところで詩架は売上というものを割に気にします。
それは水無瀬と容のお財布事情に起因するものではなく、
むしろ詩架くらいはお金で解決するヤラシイ社会人力を発揮しておけばよく、
ただただ、「本気で一生続けたい」「たくさんの方に手に取っていただきたい」と
願っているためです。もう信念と言ってもいいです。
なにも劇的なことが起こらない、一見するとストーリーさえない、
けれど世界の主人公である「自分」にとっては、視界が反転するほどの事件。
そういう体験ありませんか。 そうですね、恋愛なんかはその最たるものでしょうか。
客観すれば語るまでもなく、吹けば飛ぶほどのことがらを、
あくまで主観に偏って偏って、大事に記録しておきたい。
読み手が、「よくわからないけれど心に響いた」と思ってくださる文章を、
日常に寄り添える文章を、私たちの人生の変遷と共に、できれば多くの方と共有したい。
感覚派創作集団、という一般に通用しづらく耽美な呼称を冠していることにつき
複数のお客様からご質問いただきましたが、
そのココロは、こんな感じだったのです、と後付けで理屈を申し上げてみました。
長文失礼いたしました。
さて。
一週間ほど休憩したら次回作に向け始動します。
Twitterでの予告どおり、「うすぐらいえろほん」の予定です。
今後ともぜひ、ごひいきに。
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20130414]]>『春暁』予告http://xsiicax.jugem.jp/?eid=132013-04-07T01:27:00+09:002013-04-20T17:37:51Z2013-04-06T16:27:00Z 2013春文学フリマ新刊『春暁』コピー本、48ページ、300円。 短篇9編+豪華表紙と随所にイラスト。ずっと「耽美」と形容されそうな冊子ばかり作ってきましたが、記念すべき大阪文フリ、そして春! にあわせてポップでカラフルなものを作ろう、と企画しました...詩架各冊子ご紹介2013春文学フリマ新刊『春暁』
コピー本、48ページ、300円。
短篇9編+豪華表紙と随所にイラスト。
ずっと「耽美」と形容されそうな冊子ばかり作ってきましたが、
記念すべき大阪文フリ、そして春! にあわせて
ポップでカラフルなものを作ろう、と企画しました。
「泡、籠、暁」での三題噺ばかり集めた短篇集です。
かつ、文字数も「●●字以内」ではなく、「見開きで2ページちょうど」と
幅の狭い指定をさせていただきましたが、
快諾くださったゲスト様方のレベルの高さよ!しかも仕事が速かった!!
-------------------------------------------------------------------
ゲスト様と作品タイトル一覧です。(敬称略)
まだ収録順は確定ではないので、順不同です。
泉井啓 表紙、中表紙、奥付
正井 夜明けの手紙
紫 ラムネ
まぬけづら うたかた
姫神雛稀 エターナル・バブル
天根和幸 渦中である
石田麦 カゴのなかのコイゴコロ
深瀬終 眠れない
山下慶一 赦し
水無瀬 Which colour do you like?
容 Whichever colour you choose
-------------------------------------------------------------------
一歩間違えばありふれたテーマになりそうな三題ながら、
ネタが被ったものが一つもなく、文体も濃淡もそれぞれ異なる、
読み応えのある一冊となりました。
もちろん水無瀬と容も書いています。いちおう企画者なので趣向を凝らして、
『春暁』という書名にちなんだ「折句もどき」を二人の短篇には組み込みました。
ヒントは、二人で半分こ、英語、です。
原稿読んでくださったゲスト様数名に考えていただきましたが、
まだ正解者は出ておりません。
結構分かりやすいと思うんだけどなー。
よろしければお手に取って、考えてみてくださいね。
泉井啓様の超きらっきら素敵なイラストの片鱗をこの子で!
あーかわいい。買い占めたい(おまえがかい)
表紙はもっともっと彩りに溢れ華やかで春の息吹です!
どうぞ実物を見に、詩架ブースA17へ!!
]]>4/14 第十六回文学フリマ 個人誌発行のご案内http://xsiicax.jugem.jp/?eid=122013-04-06T23:30:00+09:002013-04-17T01:11:59Z2013-04-06T14:30:00Z 一週間前だというのに新刊を二冊追加します。以下Twitterから転載(一部加筆修正)失礼いたします。・新刊追加のご案内です。水無瀬・容それぞれ個人誌コピー本を出します。 水無瀬『UndertheSun』清春本、容『Hearts Fictions』吉井本です。 両方ともご本人とは...詩架イベント一週間前だというのに新刊を二冊追加します。
以下Twitterから転載(一部加筆修正)失礼いたします。
・新刊追加のご案内です。水無瀬・容それぞれ個人誌コピー本を出します。
水無瀬『UndertheSun』清春本、容『Hearts Fictions』吉井本です。
両方ともご本人とは一切関係なく、キャラ萌えでもなく、一次創作ですが
フルオブラブ。
我々の人生には彼の音楽が常に鳴り響いています。
・一次創作なので、清春/吉井和哉をご存じなくても 普通に小説として
読んでいただけます。
内訳は、『Hearts Fictions』は掌編6本、青春系2本と恋愛系4本。
『UndertheSun』は薔薇百合取り混ぜて6本、うち1本だけ
清春という人に触れたものがあります。
・UndertheSun』は書いてる途中のようですが死んでも書くそうなので出ます。
偶然ですが、ゴシックで絢爛な『UndertheSun』と毎日飲む水を目指した
『Hearts Fictions』、対照的な仕上がりになっています。
ロック聴かない興味ない、かたも、ぜひ一度ご覧になって。
・というわけで、新刊五冊という暴走創作集団「詩架」@文フリA17ですこんばんは。
−再録+新作『翼果集』、
−三題噺での豪華ゲスト様企画本『春暁』、
−言葉の迷宮、オフセット新刊『尖晶』、
−個人誌
・水無瀬/清春『UndertheSun』
・容/吉井和哉『Hearts Fictions』。
ご本人とは一切関係ありませんしご本人も出ません。
・一冊くらいはお気に召すかも。]]>第十六回文学フリマに参加します@A17http://xsiicax.jugem.jp/?eid=112013-03-31T16:32:00+09:002013-04-17T01:12:04Z2013-03-31T07:32:00Z 改めての告知です。第十六回文学フリマに参加します。-----------------------------------------------------------------------■日時、ところ 4/14(日) 11:00〜16;00 堺市産業振興センター イベントホールにて (地下鉄御堂筋線「なかもず駅...詩架イベント改めての告知です。
第十六回文学フリマに参加します。
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■日時、ところ
4/14(日) 11:00〜16;00
堺市産業振興センター イベントホールにて
(地下鉄御堂筋線「なかもず駅」、南海高野線「中百舌鳥駅」徒歩3分)
文学フリマ詳細頁:http://bunfree.net/?16th_bun
■今回は3冊新刊を出します。
1.『春暁』 (40P、300円) コピー本
「泡、籠、暁」の三題噺ばかり収録した企画本。
ゲスト様を豪華に9名お迎えし、表紙までお願いしてしまいました。
本編が10本で表紙の泉井啓様による超うつくしいイラストがふんだんに掲載されています。
詩架史上もっともポップでカラフル、明るくかろやか、春、な本であることは間違いない!
これ300円で売っていいのかってずっと悩んでるくらいすばらしい本が出来そうです。
詩架は皆さまのご厚意で存続しています……。大変ありがとうございます……。
2.『尖晶』(80P程度予定、500円) 新書オフセット(2段組)
スピネル、という鉱物の和訳を冠した新書オフセット。
言葉と語りという王道テーマを扱っていますが、切り口がどこまでも詩架すぎて
かなりエッヂのきいた仕上がり。
水無瀬・容とも今回は比較的長い作品を用意しました。水無瀬が3万字、容が1万4千字。
水無瀬の作品(仏題:エクリチュール)では語り手たちが塔を駆け上がり、
容の作品(和題:バベル)では語り手たちが塔を築きます。
容の友人・緑川氏に表紙を描いていただきました。(詩架は皆さまのご厚意で)(以下略)
中央に塔がそびえ、太陽と月と女の髪とが配置された幻想的な表紙です。
超かっこいいのでお財布をはたいて箔押しすることにしちゃいました!
3.『翼果集』 (184P、800円) 新書オフセット(2段組)
既にご紹介した『不在』『未題』の全編を再録し、その他
『埒外』 『無想』から1本ずつを再録、さらに新作を3本書き下ろした
再録本です。再録本という言葉の意味をちょっと分かっていません(笑)
配置を大きく変え、単語表記をこまごまと直し、新作を混ぜてくっつけてみたら
かなり印象の異なる冊子に仕上がりました。
『無想』は2012夏インテの新刊無料配布冊子でしたが、すべて配布完了していますので
もう読めないんですよ、この本でしか! とアピールしてみます(うわめづかい)
表紙は版権の関係で掲載できませんが、神々しいまでに美しい図書館の画像です。
すべての書物を愛するあなたに。
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取り急ぎ。もう少し詳しい新刊予告を、順次UPしたいなって思って、ます!
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